赤ちゃんが生まれてくることはとても嬉しい事ですよね。
にこって笑ってくれるだけで家庭内がぱっと明るくなるようにさえ感じます。
嬉しいこともいっぱいですが、大変なこともあります。
家族が1人増えるということは衣食住の費用も増えるということです。
内閣府の取った統計データから1年にかかる費用を大まかに算出したものがあります。
こちらを目安に費用をあらかじめ準備しておくことや、家計の見直しができると思います。
赤ちゃんが生まれてから1年間にかかる費用総額
こちらは平成21年に内閣府がとった統計データです。
記事を書いている現在(平成30年11月25日)では環境や福祉の状態、また物価も変わってきています。
大まかに年間100万円の支出増という見方でよいと思います。
金額に対する割合も併記してありますので、ご自身の家計や生活の状況に合わせて
計算の参考にしてください。
- 必要な費用項目
- 平均金額(円)
- 全体に対する割合(%)
- 合計金額
- 931,246円
- 100.0%
- 生活用品費
- 222,491円
- 23.9%
- 子どものための預貯金・保険
- 221,193円
- 23.8%
- お祝い行事関係費
- 159,354円
- 17.1%
- 食費
- 111,126
- 11.9%
- 衣服・服飾・雑貨
- 88,513円
- 9.5%
- レジャー
- 53,375円
- 5.7%
- 保育費
- 51,453円
- 5.5%
こちらのデータは内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」を参照し0歳児の集計のみを抜粋しています。
0歳児の子育てで1か月にかかる費用について
上記の年間のものはお祝いや行事ごと、将来の預貯金なども含まれておりますが、
12カ月で割るとおよそ7.75万円が月にかかる費用となります。
育児でかかる1か月ごとにかかる費用を大まかに計算すると
- 食費10,000円
- おむつ代5,000円
- ミルク代4,000円(完全母乳かどうかでも変わります)
- 衣類一式(新生児以降)5,000円(新生児時 1,0000円)
合計24,000円くらいの支出は出るものと計算しておくと良いです。
ママも一人になりたい時間は必要!ベビーシッターの使用について
新米ママさんで子育てが不安だったりうまく時間の作る自信が無かったりすることも多く一人になりたい時間もあるかと思います。
そんな時にはベビーシッターを利用すると良いです。
口コミなどの評判を確認してご自身の育児スタイルや
雰囲気など合致するものを選ぶようにしましょう。
ベビーシッターの検索上位に表示されるようなところでの料金の例としては
単発での依頼はスポットというくくりになり3時間で交通費込みで税込13860円
定期購入という形で月額支払にすると少し割安になり3時間交通費込みで訪問回数2回までのコースが23,184円/月(1回あたり11,592円)
1時間単価でみると4000円前後で少し高額かもしれませんがご自身のケアのためにも
利用の検討は価値があると思います。
月額8万円の平均的な支出に加えて、月2万円以上の負担は重いと思います。
ご家庭のそれぞれの方針もあると思いますが
子供の小さいうちの貯蓄や保険の部分を、気持ちの余裕を作るためのケアの部分に
回しても良いと思います。
子育てに余裕が少し予習ができてきたらケアに回していた部分をお子様の将来のために使うと良いと思います。
お子様の健やかな成長はご両親が健康にあってこそだと思いますので
子育ての不安や悩みを抱え込みすぎて心身ともに病んでしまう前にリラックスできる
環境も整えておきましょう。
0歳児の子育て中でよくある突発的な出費
年間の費用額上位にあります「お祝い行事関係費」はある程度予測できるものもあります。お七夜(生まれて7日目)、お宮参り、お食い初め、初節句、初誕生(満1歳の誕生日)などがあります。こちらは日にちが決まっており行事自体にかかる費用は予測可能ですが、お祝いの品をいただいたときの内祝いなどの返礼品について多少予測より足が出ることがあります。
こういった返礼品の場合は一人に対しての予算ではなく全体の予算をあらかじめ設定しておくと良いと思います。
しかし、いただいたお祝いの品にあった返礼品を選ぶ必要もありますので、臨機応変に対応しましょう。
また、節目のお祝いで記念写真を撮ると意外と高額出費になります。
ショッピングモールなどにある有名チェーンの写真スタジオは撮影や衣装替えにはお金がかかりませんが、撮った写真をアルバムにしたりデータとして所持しようとすると最低5万円はかかることを見積もっていたほうが良いです。
アルバムを作る場合、ご自身の家庭だけとはいかず、それぞれの両親の分など3冊、4冊と作ることもありますので事前にご家族と相談しておきましょう。
各ご家庭によって金額のばらつきはあると思いますが、これらでかかる費用は平均13万円とも言われています。
0歳児は突発的なことが起こりやすい時期で、あらかじめ予算を立てておかないと思わぬ出費で家計が赤字になるおそれがあります。
家計を助ける補助金について
何かとお金のかかる子育てについて、国を始め自治体がその負担を軽減しようと
様々な補助金や助成金制度があります。
しかし、この助成金には対象になっていても、申請期間や申請の仕方の情報が
流れてこないことがあります。
市役所などの子育て支援課の近くにポスターとしてはってあったり、
ラックのチラシ入れの中にあったり分かりづらいことが多いです。
お住まいの相談窓口や独自の子育て支援サービスを行っている団体に
自分が対象になっている補助金や助成金があるか確認しに行くと良いです。
新生児に限りおむつ代の補助やベビーカー購入の補助がある自治体もあります。
自治体ごとに利用できるものは異なります。また、年度によっても異なりますが、利用できるものがあればできるだけ利用しましょう。
ここでは、子育てに関する補助金・助成金の一例を挙げますので参考になれば幸いです。
チャイルドシート購入補助金【補助金】
6歳未満の子どもがいる家庭が、国の基準に適合したチャイルドシートを購入した場合に支給される補助金のことをいいます。
子供の交通事故によるけがの防止、保護者の経済的負担の軽減のために
所定の条件をクリアしたチャイルドシートの購入費の一部を補助金で賄うものです。
子育て支援パスポート【助成金】
子育て世帯や妊娠中の方がいる世帯に交付してもらえます。
医療費の助成制度と併せてもらえることが多いようです。
パスポートを提示すると地域の協賛する企業・店舗等で
割引などのサービスを受けることができます。
乳児おむつ購入助成券制度【助成金】
おむつは常時必要な物で、意外と費用のかかるものの一つです。
子育て世帯の経済的負担の軽減を図り、出産を奨励することを目的として、乳児が使用するおむつ購入費用の一部を助成する制度です。
5000円程度補助をしてくれるところが多いです。
幼児2人同乗用自転車購入費助成【助成金】
幼児用の2人同乗用自転車の普及による交通事故の防止や、
子育てする家庭の経済的負担の軽減を目的として、幼児2人同乗用自転車を購入する方のに費用を補助する制度です。
申請までに購入したもののレシートなどの購入証明書が必要になり
申請日の3カ月前までに購入したものなどある程度の期間の条件がありますので
よくご確認の上購入・申請をしてください。
子育て世帯の世帯住居支援【助成金】
子育てを行う世帯の負担を軽減し、子育て世帯の区外からの転入を促進することを目的に、転入や転居の際に助成金が支給される制度のことをいいます。
補助金や助成金をはじめ、子育てに関するサービスに力を入れている
自治体や独自団体が増えてきています。
子育て以前からお住まいの地域にどんな支援制度や支援団体があるのかをを確認しておきましょう。
自治体に限らず、会社でも子育ての福利厚生がある場合もあります。
子育てに関する補助金や助成金の制度は数う多くあります。
上手に活用して安心して子育てをしていけることを願っています。
0歳児を1年育てるのにかかる金額のまとめ
0歳を1年育てるのには衣食住についてやお祝いの返礼、行事ごと、その他貯蓄などでおおむね年間100万円かかり、月間8万円かかると計算しておくと良いでしょう。
また、子育てに必要な道具なども購入する必要も出てきます。
家計のやりくりは大変かと思いますが、行政の補助金などの精度をうまく利用することで、
負担を減らすこともできます。
お住まいの自治体によって利用できるものは異なりますので
各自治体の相談窓口などで確認しましょう。
今では子育てに必要な道具もフリマアプリやオークションなどで
安く手に入れることも可能です。
補助金をはじめ、様々なメディアやツールを活用して
子育てにかかる費用の負担を軽減して楽しく過ごせるといいですね。